整体師やセラピストとしてお客様の体に触れていると、
「なんだかぐったりする」「影響を受けすぎてしまう」と感じることはありませんか?
実は私も、そういう悩みを持つ仲間をたくさん見てきました。

整体師として17年。
ありがたいことに、私は「気をもらってつらくなる」という経験があまりありません。
ですが最近、それは“体質”というより「日々の生活習慣」の積み重ねなのでは?と感じるようになりました。
今回は、そんな私がふだんから意識している セルフケア習慣と、
特に効果を感じている おすすめアイテム3つをご紹介します。
なぜセラピストは“気をもらいやすい”のか?
セラピストや整体師など、人の心や体に寄り添う仕事は、どうしても“気をもらいやすい”環境にあります。
- お客さまのつらい話や悩みに深く共感してしまう
- 施術で身体に直接触れることによって、相手の疲れや重さを受けやすい
- 「なんとかしてあげたい」という気持ちが強く、自分の境界線があいまいになりやすい
特に繊細で優しい方、感受性が高い方ほど、こうした“見えない疲れ”を引き受けやすいものです。



私も施術中に、お客様が日頃の悩みや家庭の話をしてくださることはよくあります。
でも不思議と、自分がぐったりしてしまうようなことはないんです。
それはもしかしたら、相手との間に“目に見えない境界線”を引けているからかもしれません。
冷たいわけではなく、心を込めて寄り添いながらも、「私は私、あなたはあなた」とちゃんと線を引く。
それはセラピストとして長く続けていくための、大事なスキルだと感じています。
じゃあ、どうすれば“気をもらわない”でいられるの?
他人の境界線に必要以上に踏み込んでくる人と付き合い続けると、
自分のエネルギーが吸い取られて、気づかないうちに疲弊してしまいます。
それに慣れてしまうと、気づけば“他人の感情”に振り回されて、
自分の人生をちゃんと生きられなくなるかもしれません。
でも、心配しなくて大丈夫。



私は生まれつき“気をもらいにくい”タイプですが、
それ以上に日々の習慣やセルフケアがすごく大きいと感じています。
実際に取り入れている「気を整える習慣」や「心と体を守るアイテム」をご紹介しますね。
きっと、あなたにも合う方法が見つかるはずです。
セラピストにおすすめ|“気を整える”3つの愛用アイテム
セラピストは、自分の心と体を整えてこそ、相手のケアができる仕事。
私自身、体質だけでなく毎日のセルフケアやアイテム選びを大切にしています。
ここでは、私が日々取り入れている
「疲れにくい身体と心をつくるための3つのアイテム」をご紹介します。
「海の精」|体の内側から整える“浄化の塩”
料理に使う塩は「ただの調味料」ではなく、身体のめぐりや感情にも関わる大切なもの。
私はずっと塩にはこだわっています。今は「海の精」を使っています。


化学調味料ではなく、自然塩にこだわることで体の内側からの浄化にもつながっているのかもしれません。



ぬちまーすもセラピストに人気ですね!
【良い塩の大切さ|『日本人には塩が足りない』より】
私は料理に「海の精」を使っていますが、良質な塩を使うことで体調が安定してきた実感があります。
参考にしたのは、海の精株式会社・元代表 村上譲顕氏の著書『日本人には塩が足りない』。ご自身の体験として、塩の摂取バランスが整うことで体調や気力が大きく改善されたと書かれています。
村上氏は、子どもの頃から貧血・冷え・胃弱・虚弱体質に悩んでいたそうですが、マクロビオティックとの出会いと“良質な塩”の摂取により、
- 風邪をひきにくくなった
- 冷え性の改善
- 胃腸の不調が改善された
- 気持ちの面でも安定してきた
といった変化があったとのこと。
もちろん、体質や生活習慣には個人差があります。あくまで一つの事例として参考にしてくださいね。
※医療的なアドバイスではありません。健康状態に不安のある方は、専門家への相談をおすすめします。
ストレッチポール|1日5分で整う、簡単セルフ整体
私が夜によくやっているのが、ストレッチポールに寝転ぶこと。
背中や胸が開く感じで、呼吸も深くなり“気の滞り”が抜けていく感覚になります。
施術者はどうしても前かがみの姿勢が多くなりますが、
これ1本あると、セルフ整体のような感覚でリセットできますよ。
【毎日のリセットに|ストレッチポール】
気を整えるためには「体のゆるみ」もとても大切。私は夜や施術後に、ストレッチポールに仰向けで乗るのを習慣にしています。
5〜10分乗るだけで、肩・背中・腰まわりの緊張がゆるんで「ふわっ」と気持ちがほぐれます。施術後の自分のケアとしてもおすすめです。
特に、呼吸が浅くなっているときや、疲れが抜けにくいときに乗ると、胸が開いて自然と深呼吸できるようになります。
- 姿勢が整いやすくなる
- 副交感神経が優位になってリラックス
- 整体やセラピーの前後ケアにも◎
軽くて扱いやすいので、ひとつ持っておくと自宅サロンのセルフケアにも便利です。





一家に一つはあって欲しい!
お客様にもおすすめしてます。
キュアレ整体枕|睡眠の質を高める“整う枕”


高価だけど、間違いなく「投資してよかった」と思えるアイテム。
私はこの枕を使い始めてから、朝のスッキリ感がまったく違います。



以前は実は全然眠れない人でした
施術者こそ“自分の回復力”を高めることが大切。
ぐっすり眠れて、朝から元気に仕事ができるようになりました。
【睡眠中もセルフ整体に|キュアレ「THE MAKURA」整体枕】
「THE MAKURA」は、寝ているだけで整体効果が期待できる“整体枕”です。
- 頸椎の負担を減らし、自然治癒の信号を全身に送る
- 専門職が5万人以上の臨床データから設計
- 特許取得済の三段構造で首〜肩をしっかり支える
寝てから5分以内に整体効果が始まり、首・肩・背中の緊張をリセット。
60cmのワイドサイズで寝返りもしやすく、深い睡眠と呼吸のサポートにもつながります。
「朝起きた時の肩こりが楽に」「スッキリ目覚められる」など、整体師や医療従事者からも信頼される枕です。
毎日の睡眠を“施術時間”に変えてくれる、自宅ケアに最適なアイテムです。
\ おすすめ枕! /
気をもらいにくくなるために必要なのは“セルフケア習慣”
気をもらわないために大切なのは、「鈍感になること」ではなく、日々のセルフケア習慣を持つことだと私は思っています。
“気をもらいやすい”と感じる人ほど、呼吸や入浴、睡眠、塩や香りの力など、自分を整えるルーティンを生活の中に取り入れることが大切です。



「私は私、あなたはあなた」と心の中でそっと境界線を引けるようになると、相手の感情や不調を必要以上に抱え込まずにすみます。
気を受け取らないのは冷たいことではなく、自分を守りながら、目の前のお客様に集中するための準備だと私は感じています。
気を整える=お客様への“施術の質”にもつながる
整体やセラピーは、手を通して“エネルギー”が伝わる仕事です。



だからこそ、セラピスト自身が疲れていたり、心や体の状態が乱れていると、どんなに技術があっても本来の力を発揮しきれません。
「まずは自分を整えること」――それは、お客様に対して誠実であるための土台であり、礼儀でもあると私は思います。
完璧を目指す必要はありません。
難しく考えずに、自分が気持ちよく続けられるケアを一つずつ取り入れていくことで、自然と気の流れも整い、施術の質も安定していきます。
まとめ|「敏感さ」を責めず、整える習慣で味方に
セラピストや整体師にとって、“気をもらいやすい”という敏感さは、決して悪いことではありません。むしろ、相手に寄り添える優しさや感受性の表れでもあります。
でも、自分がしんどくなってしまっては本末転倒。大切なのは、その敏感さとうまく付き合いながら、体と心を守る工夫を日常に取り入れることです。
特別なことをしなくても大丈夫。塩や香り、枕やストレッチなど、小さなセルフケアの積み重ねが、あなた自身を整え、施術にもいい循環をもたらします。
“もっとラクに、もっと楽しく”働くために――
今日からできることから、はじめてみましょう。
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