「施術のあと、どっと疲れてしまう…」
「お客様の悩みが自分ごとのようにズーンと重くなる…」
そう聞くことはあっても、

実は私は“気をもらってしんどくなった”経験がほとんどありません。
もしかすると、普段何気なく行っていたことが、
自分自身の“気を整える”習慣になっていたのかもしれません。



整体やサロンの仕事は、お客様の体や心に深く関わるぶん、
知らず知らずのうちに“気の影響”を受けてしまうこともあります。
この記事では、私が自然と実践してきた
「気をもらわない・整えるための7つの習慣」をご紹介します。
どれも簡単で今日からできることばかり。
気を整えながら、自分らしく心地よく働きたい方へ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
悪い気をもらう?セラピスト 気を整える・浄化が必要な理由
整体やリラクゼーションの仕事は、
単なる身体のケアだけでなく、エネルギーのやりとりが自然と起こる仕事でもあります。
施術の中でお客様の感情や状態に触れると、
自分自身がどっと疲れたり、気分が重くなったりした経験がある方も多いのではないでしょうか?
ただ、私はこれまで「悪い気をもらった」と感じたことがありません。



それはたぶん、「お客様が悪い気を持ってくる」なんて失礼だという思いがあるから。
ありがたく施術を受けてくださる方に、そんなふうに思いたくない。
この考え方や“前提の設定”が、結果的に自分を守っているのかもしれません。
気を整えることは、自分自身を守るだけでなく、
お客様にも安心感や安定した施術を届けることにつながる。
その意識があるだけでも、施術空間のエネルギーが変わってくるように感じます。



また、私は施術中も背筋を伸ばして姿勢よくいることを意識しています。
これは単なる見た目や体の使い方の問題ではなく、エネルギーの流れや自分の“芯”を保つためでもあります。
“気を整える・浄化方法”7つの習慣
それでは私は実践している気を整える、浄化方法をお伝えします!
① 朝イチの「換気」で気をリセット
どんなに寒い日でも、私は毎朝かならず2箇所の窓を開けて空気を入れ替えています。
たとえ1分でも、空気が動くと、自分の中にも風が通るような感覚になります。
「空気=気」。
空間のよどみを流すことで、気持ちもスッと軽くなります。



お客様がいらっしゃる前後にも換気を行い、場のエネルギーを整えるようにしています。
最近の住宅は24時間換気が備わっているため、「窓を開けなくても大丈夫」と思っている方も多いですが、実際に窓を開けることで、気の流れが変わるのを感じます。



ペットがいるなどの理由で窓を開けない人も増えていますが、私の整体を受けに来る方で、心身ともに疲れている方にお話を聞くと、窓を開ける習慣がない人が多いんです。
試しに「毎朝、少しでも窓を開けてみてください」とアドバイスすると、
「それだけで少し元気が出た」と言われることも。
また、「手をパンと叩くと場が浄化される」と聞いてからは、施術前後に手を軽く叩いて、気を切り替えるようにしています。
シンプルだけれど、毎日の習慣として効果を感じている方法です。
② 「塩」や「ホワイトセージ」「アロマ」で場のエネルギーを浄化
「浄化」と聞くと、盛り塩やお香、ホワイトセージなど“特別なアイテム”を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも私自身は、部屋に塩を置いたりはしていません。



その代わり、食事で使う塩にこだわることで、内側から整えるようにしています。
今は「海の精」や「ぬちまーす」など、ミネラル豊富な自然塩を料理に使っています。




「塩で場を浄化」ではなく、「塩で自分の身体を整える」という考え方です。
セラピストやスピリチュアル業界で「浄化アイテム」として知られるホワイトセージ。
私自身、以前はお客様の前後にホワイトセージに火をつけて焚いていました。
最近は忘れてしまいがちですが、香りは嫌いではなく、
「気になるときに使う、お守りのような存在」になっています。
空間の浄化や気持ちの切り替えとして、
気になる方は取り入れてみてもいいかもしれません😊
施術ルームでは、ラベンダーなどのアロマを焚いています。


煙が出るお香ではなく、ディフューザーでほのかに香るアロマは、空間の波動をやさしく整えてくれる感覚があります。
そして、ホワイトセージも持っています。
以前は施術前後に火をつけて、煙で空間を浄化すると良いと聞いてしていました。



最近は忘れがちですが、香りは嫌いではなく、「お守りのような存在」として、気になる時に使っています。
ホワイトセージは、ネイティブアメリカンの浄化儀式「スマッジング」に使われてきた植物で、
**場にこもった邪気を払う“神聖なハーブ”**として、今も世界中のセラピストに愛用されています。
セラピストやスピリチュアル業界で「浄化アイテム」として知られるホワイトセージ。
私自身、以前はお客様の前後にホワイトセージに火をつけて焚いていました。
最近は忘れてしまいがちですが、香りは嫌いではなく、
「気になるときに使う、お守りのような存在」になっています。
空間の浄化や気持ちの切り替えとして、
気になる方は取り入れてみてもいいかもしれません😊
「特に理由はないけど、なんとなく空気が重い」
そんなときに、ホワイトセージを焚いて深呼吸するだけで、気持ちがスッと軽くなることもあります。


私自身は使っていませんが、アメジスト風の岩塩ランプやヒマラヤ岩塩ランプなど、
「空間の浄化」「電磁波の中和」「癒しの灯り」として人気があります。
温かみのあるやさしい光は、リラックス空間づくりにもぴったり。
気になる方は、サロンの雰囲気づくりやお守りアイテムとして
取り入れてみてもいいかもしれません😊


③ 「瞑想」や深呼吸で心のざわつきを整える
施術中、ふと気づくと自分の心がざわついているような感覚になることはありませんか?
そんなとき私は、短い時間でも「呼吸を整える」ことを意識しています。
深くゆっくり呼吸するだけでも、思考が静まり、心にスペースが生まれます。
「瞑想」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、
1分目を閉じて呼吸に意識を向けるだけでも、頭と心のノイズがスッと軽くなるんです。
私は朝や施術前にほんの少しだけ、自分のための静かな時間を持つようにしています。
その積み重ねが、気持ちの切り替えや安定感に繋がっていると感じます。



瞑想は、セラピストさんに必須と思います!



YouTubeで「瞑想 5分」と検索するといっぱいありますよ!
④ 「目線を合わせすぎない」で影響を受けにくく
施術中は、お客様と“じっと目を合わせる”ことはあまりありません。
私の場合、「目を見ない」わけではなく、
自分の“眉間”のあたり、いわゆる「第3の目」と言われる場所から見るような感覚で接しています。
それはまるで、外側で起きていることを
自分の内側の静かな目線で見つめているようなイメージ。



もともと私はこの感覚が自然にできていたようで、
人の気をもらわないのは、ここが大きいのかもしれません。
見ているようで、見ていない。
意識を強く向けすぎず、瞑想的に“ただ在る”ように施術する。
そんな目線の置き方が、気をもらわないコツでもあると感じています。



瞑想を毎日してるとこの感覚も掴めてくると思います。
⑤ 「湯船で汗を流す」ことで体と気をリセット
私は毎日、湯船にしっかり浸かっています。だいたい15分くらい。
お風呂は、体の疲れだけでなく“気の浄化”にもなると感じています。



整体で背中がガチガチだったり、眠れていないという方に聞くと、
「シャワーだけで済ませている」という方がとても多いんです。
湯船に入ることで、身体の芯からゆるみ、呼吸も深くなり、心もほぐれる。
汗とともに、不要なものが流れていくような感覚があります。
1日の終わりにお風呂に入ることは、気のリセットボタンのようなもの。
ぬるめのお湯でじんわり温まりながら、「今日もお疲れさま」と自分をいたわる時間にしています。
⑥ 「睡眠環境・寝具」にこだわって質を高める


日々の疲れや“気”を整えるうえで、睡眠は最も大切な回復タイムです。
特に整体やセラピストの仕事は、施術による体力消耗だけでなく、
無意識にエネルギーを使っていることもあり、質の高い睡眠が欠かせません。



私自身、以前は「夜中に目が覚める」「朝スッキリ起きられない」など
睡眠に悩むこともありましたが、枕を見直してから本当に変わりました。
使っているのは《整体まくら》という、整体師さん監修のまくら。
首や肩の緊張がふわっとゆるむ感覚があり、朝の目覚めもスッキリ!
また、寝室の空気や照明、寝具の素材にも少しずつこだわって、



「自分の気が整う空間」に整えるように意識しています。
睡眠は“自分の土台”をつくる時間。
だからこそ、気を整えたい人は「寝具」や「寝室環境」を見直してみるのもおすすめです。
\ ぐっすり眠れる枕! /
⑦ 「白衣・エプロン・姿勢」でオンオフを切り替える
私は施術の前に、白衣やエプロンに着替えます。
それは単なる衛生や制服のためではなく、「気持ちを切り替えるスイッチ」としての意味も込めています。



白衣には、“役割のスイッチ”を入れる力があると言われています。
実際、医師や看護師、薬剤師などの専門職の人たちが白衣を着ているときの集中力や落ち着きは、脳科学でも「エンクローズド・コグニション(Enclothed Cognition)」と呼ばれる現象で説明されています。
これは、「特定の服を着ることで、脳がその役割にふさわしいモードに切り替わる」というもので、
白衣=“施術者の自分”というスイッチになっているのです。



私たちセラピストや整体師も同じで、服装を変えるだけで「自分」と「施術者の自分」を分けることができます。
この区切りがあることで、気をもらいにくくなるのだと思います。
さらに、姿勢を正すことも重要な“気のバリア”。
背筋を伸ばし、軸を意識して立つことで、余計な気を入り込ませない意識が生まれます。



猫背にならないように、なるべく中心になるように何度も練習しました
施術前には手を洗い、心の中で「よろしくお願いします」と手を合わせる。
そんな小さな儀式も、自分の内側を整えて境界線を引く大事な習慣です。
それでも疲れるときは?気をもらってるサインと対処法
どれだけ整えていても、人間なので体調や気分に波はあるもの。
「いつもより疲れが抜けにくいな…」と思ったら、気をもらってしまっているサインかもしれません。
たとえば、こんなときは要注意です:
- 施術後、急に強い眠気やだるさを感じる
- 何人か施術したあとに、感情的に落ち込む・イライラする
- 特定のお客様のあとに、頭が重い・気分が暗くなる
- 「なんとなくしんどい」が続く



こうした状態のときは、自分のエネルギーが一時的に乱れているサイン。
そんなときは、以下の対処を試してみてください。
気をもらったかも?と感じたときに、そっと自分に戻るための習慣です。
・湯船にゆっくりつかる(+ 天然塩をひとつまみ)
・お気に入りの香りや音楽で “切り替え” をする
・深い呼吸を意識して、3分だけ目を閉じる
・「私は私、あなたはあなた」と心の中で境界線を引く
自分の“気”が戻ってくるような、優しい時間を意識してみてください🌿
また、「気をもらった」と感じたときほど、
“守る”ではなく“流す”意識に変えるのもおすすめです。
「入ってきた気をどう追い出すか」より、
「ただ流れていった、通り過ぎた」でOK。
“気を受けない人”とは、気を流している人かもしれません。
まとめ|気を整えることは“施術の質”にもつながる
整体やセラピーは、技術だけでなく「どんな状態で施術に向き合うか」もとても大切。
気が整っていると、集中力が増し、お客様の小さな変化にも気づけるようになります。逆に、自分の気が乱れていると、それが施術にも表れてしまうもの。



今回ご紹介した7つの習慣は、どれも特別な道具やスキルがなくても今日からできることばかりです。
自分を守るためにも、お客様によりよい時間を届けるためにも、日々の“気を整える時間”を大切にしていきましょう。
あとがき
気をもらってしまうセラピストさんが多い中、
私は「鉄のハートなのかも?」と思うほど、これまで気をもらったと感じたことがありません。



寄り添いが浅いのでは…?
スピリチュアルに敏感な方々のように繊細に感じ取れない自分に、
コンプレックスを抱いたこともあります。
でも今は、気をもらわずに施術できる自分でよかったと感じています。
心身ともに安定していることは、セラピストにとって大切な「土台」でもあるからです。



私はもともと“気をもらわないタイプ”でしたが、
今回ご紹介したような習慣を日々取り入れていけば、
どなたでも少しずつ「受けにくい体質」に整えていけると思います😊
とはいえ、私も人間。
悩みごとがあったり、体調を崩してしまう日もあります。
そんな時は、やっぱり施術の質にも影響が出てしまうと感じています。
だからこそ、自分の心と身体を整えることを一番に大切にしていきたいですね。
セラピストというお仕事を長く続けるために——
「気を整える習慣」、ぜひあなたの毎日に取り入れてみてください。
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