出張整体を始めたい、もう少し本格的にやっていきたい。
そう考えたとき、「必要なものは?」「料金はどう決める?」「お金はどうやって受け取る?」と、技術以外のところでつまずいていませんか。
セカワカ私も自宅サロンを始める前は出張で施術をしていました
サロンを開いてからも、外出が難しい方のところへ出張で伺うことがあり、出張ならではの大変さも工夫も、両方ぶつかってきました。
たとえば施術ベッドはとにかく重い。持ち運びがしんどくて、胸当てタイプの簡易的なものを持って行ったこともあります。
この記事では、そんな実体験をもとに、出張整体の始め方・必要なもの・料金の決め方・お金の受け取り方まで、現場目線でお伝えします。



技術はあるのに準備で止まっている方の、背中を押せたらうれしいです!
決済端末いらず!スマホで決済できるスクエアは出張整体にもおすすめです。


この記事を書いた人
セカワカ
自宅整体サロンを10年以上経営する現役整体師。
Square・STORESなど複数の決済サービスを実際に導入・比較してきた。
セラピスト仲間から決済端末の相談を受けることも多く、決済端末を見るのが好きな自他ともに認める決済オタク。
現在はSquareをメインに利用中。
出張整体の始め方【私の実体験と5ステップ】


私が出張整体を始めたのは、整体院に勤めていたころでした。



休みの日に、知り合いに頼まれて施術しに行ったのがきっかけです。
独立前の腕試しのつもりでもありました。
最初のお客様はブログを見て申し込んでくれた方。そこからそのご家族へと、口コミのように少しずつ広がっていきました。



初めての予約が入ったときは、本当にうれしかったのを覚えています。
そんな経験を振り返ると、出張整体は次の5ステップで始められます。むずかしい手続きはほとんどありません。
ここで私は大きな失敗をしています。交通費を取っていなかったんです。予約が入るだけでうれしくて、つい施術料金だけで受けていました。これが後でじわじわ効いてきます(料金の章でくわしくお話しします)。
持ち運びが前提なので、軽さ重視で選ぶのがコツです。私はベッドの重さに苦労して、簡易型に切り替えたこともありました
個人事業主として税務署に提出します。提出自体は無料です。
私の入り口はブログでした。最初の1人がブログ経由で、そこからご家族へと広がりました。チラシ・SNS・プラットフォームなど、自分に合う方法から始めればOKです。
現金だけでなくキャッシュレスを用意しておくと、予約を逃しません。



「予約が入るだけで満足」だと、交通費のように後で後悔します。
出張整体は副業・腕試しからでも始められる


「いきなり独立は不安」という方へ。出張整体は、本業を持ちながら副業として小さく始められるのも魅力です。
本業を続けたまま、低リスクで試せる
私自身、整体店でパートをしながら、休みの日に出張整体をしていました。
店舗を借りないので家賃のリスクがなく、本業を続けたまま試せます。
当時は月5人ほどでしたが、固定費がほぼかからないぶん、手元にはちゃんと残りました。



まずは休みの日に1人から。それで十分スタートです。
「大きく稼ぐ」より「腕試し・独立準備」と考える
正直にお話しすると、副業の出張整体でいきなり大きくは稼げません。
でも、お客様とのやり取りや料金設定を実地で学べる、独立前の腕試しとして価値があります。
私も、この経験が自宅サロンを開く準備になりました。



小さく始めて経験を積むのが、遠回りなようで近道です。
出張整体に必要なものと費用


出張整体は店舗がいらないぶん、必要なものはとてもシンプルです。
ただ「持ち運ぶ」のが前提なので、選び方にちょっとしたコツがあります。実際に使ってみて感じたことも交えて紹介します。
持ち運ぶ道具は「軽さ」で選ぶ
最低限そろえたいのは、施術用のベッドかマット、タオル類、そしてスマホです。
このうちいちばん悩むのが施術ベッド。折りたたみ式でも本体が重く、エレベーターのない物件だと運ぶだけでひと苦労なんです。
私は重さに負けて、胸当てタイプの簡易的なもので代用したこともありました。



ベッドの重さは、正直いちばんの悩みどころでした。
どんな現場に伺うかで、しっかりしたベッドを持って行くか・簡易型にするかを使い分けるのも一つの手です。
最初から完璧にそろえず、回りながら自分に合う道具を見つけていけば大丈夫です。
費用は数万円から始められます
開業費用は「30万円ほど」とよく紹介されますが、その大半は広告費。
道具だけなら数万円からそろえられます。簡易ベッドやマット、タオルがあればスタートできて、広告にどれだけかけるかは自分のペースで決めればOKです。



まずは手元の道具で小さく始めて、必要に応じて足していけば十分ですよ。
店舗を持たない出張整体は、とにかく初期費用が軽いのが最大の魅力。失敗してもダメージが小さいので、「まず試してみる」がしやすい働き方です。
出張整体の料金は「往復の時間」も込みで考える


出張整体でいちばん見落としやすいのが、この「移動時間」です。私も実際にやってみて痛感しました。施術料金を施術時間だけで決めてしまうと、思った以上に割に合わなくなります。
施術時間だけで決めると割に合わない
たとえば60分8,000円の施術でも、往復の移動に1時間かかれば、実際は2時間拘束されていることになります。
その間は他のお客様を受けられないので、時間単価でみると8,000円÷2時間=実質4,000円。
店舗での施術とは、同じ料金でも手元に残る効率がまったく違うんです。



往復の時間って、最初は本当に見落としがちなんです。
私が交通費をもらわなかった話
私自身は交通費をもらっていませんでした。
当時は整体院に勤めながらの出張で、それでも歩合で働くより手元に残るお金がよかったから、それで満足していたんです。
いま振り返ると、もらっても1,000円くらい。決して高い額ではありません。それでも、続けるほど移動の負担はじわじわ効いてきます。



最初はそれで大丈夫。慣れてきたら見直せばいいんです。
移動時間を料金に反映するコツ
軌道に乗ってきたら、移動も働いている時間として料金に組み込みましょう。
具体的には①出張費を別に設定する、②エリアを絞って移動を短くする、③最低料金を決めておくの3つが効きます。
近場のお客様を中心にしつつ、遠方は出張費を上乗せする——そんな線引きを決めておくと、あとがぐっと楽になります。



「移動時間も時給に入れる」——これだけは忘れないでくださいね。
料金の相場や具体的な決め方は、別の記事でくわしくまとめています。あわせて読むと価格設定で迷わなくなりますよ。
【関連記事】出張整体の料金相場は?決め方とキャッシュレス対応も解説【全国調査】
出張整体のお金の受け取り方【スマホ1台でOK】


料金が決まったら、最後は「どう受け取るか」です。ここを整えておくと、毎回のお金のやり取りがぐっと楽になります。
出張で地味に大変なのが「お釣りの準備」
出張整体は、店舗のような高額メニューは少ないかもしれません。
でも私が毎回地味に大変だったのが、お釣りの準備です。
現金で受け取るたびに小銭をそろえて、両替して…の繰り返し。金額が大きくなくても、現金のやり取りは毎回ひと手間なんです。



毎回のお釣りの準備、地味だけど続くと本当に面倒なんです。
そしてもう一つ。現金しか使えないと「カードで払いたかった」と、それだけで次から選ばれないこともあります。
キャッシュレスを用意しておくだけで、お釣りの手間も取りこぼしも、まとめて解決します。
スマホ1台で完結するSquare
持ち運びが前提の出張整体には、スマホ1台で決済できるSquareがぴったりです。
小さなカードリーダーをつなぐだけで、訪問先のどこでもカード払いを受けられて、お釣りの準備からも解放されます。
月額固定費は0円、手数料は2.5%〜なので、件数が少ないうちでも負担になりません。
さらに手取りの面でも差が出ます。集客をプラットフォームに頼ると手数料が約22%引かれますが、自分のお客様に自分の端末で決済すれば数パーセント。
Square



私もカードリーダーはポーチに入れて持ち歩いています。荷物にならないので助かります。
出張整体に資格は必要?整骨院との違いも


最後に資格のこと。すでに技術がある方も、施術できる範囲とあわせて確認しておくと安心です。
必須の国家資格はありません
整体の開業に必須の国家資格はありません。
整体師の資格はすべて民間資格で、なくても施術自体は可能です。
とはいえ私自身は、勤めていた整体院で学び、民間資格を取ってから出張を始めました。
技術はもちろん、お客様への安心感のためにも、何かしら学んでおくのはおすすめです。



資格そのものより、「ちゃんと学んだ」という自信が支えになりました。
よく聞かれる「整体院と整骨院の違い」



整体院と整骨院って、何が違うんですか?
お客様から資格を聞かれたことはほとんどありませんが、この質問はよくいただきました。
整理すると——整骨院・接骨院は柔道整復師という国家資格が必要で、骨折や打撲・捻挫などを扱い、健康保険が使える場合があります。
一方、整体院は民間資格で、体を整えるリラクゼーションが目的。保険は使えず自費になります。出張整体は、この整体(リラクゼーション)の範囲で行うのが基本です。
できること・できないことの線引き
資格にかかわらず守りたいのが施術の範囲です。
整体では「治療」「診断」など医療行為はできません。骨折や脱臼への施術、あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうは、国家資格が必要な別の領域です。



広告で「治る」「治療」という言葉は使わない、と覚えておくと安心です。
出張整体よくある質問


出張整体の開業に資格は必要ですか?
必須の国家資格はありません。整体師の資格はすべて民間資格で、なくても施術は可能です。ただし治療・診断などの医療行為はできません。
整体院と整骨院は何が違いますか?
整骨院・接骨院は柔道整復師という国家資格が必要で、骨折や打撲などを扱い健康保険が使える場合があります。整体院は民間資格で、体を整えるリラクゼーションが目的の自費施術です。
開業にいくらかかりますか?
道具だけなら数万円から始められます。「30万円ほど」という目安の多くは広告費が占めています。
開業届は必要ですか?
個人で継続的に収入を得るなら提出します。提出自体は無料で、税務署や電子申請でおこなえます。
出張整体でクレジットカードは使えますか?
Squareなどのスマホ決済を導入すれば、出張先でもカード払いを受けられます。お釣りの準備もいらなくなります。
まとめ


出張整体は、店舗を持たないぶん数万円から低リスクで始められる働き方。
技術があるなら、あとは料金と受け取り方を整えるだけです。
とくに、往復の移動時間を料金に組み込むことと、現金以外の受け取り方を用意すること。
この2つが長く続けるコツです。スマホ1台で始められるSquareは、その第一歩にぴったりですよ。



まずは小さく、できるところから始めてみてくださいね。















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